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こんなものいらない。プラチナカード

すべて他人にやってもらいましゅ人間Platinum Member

自分だけ得したい人。というかソレ,踊らされているだけなんだけど

人と違う対応をしてほしい。というかそういう対応されているし。
オレ様だけ特別扱いされたい。というかされているし。
常連だから,上得意だから,きっとなにか楽しいことがある。というか根拠のない幸福感で満たされているし。

こういう冷静で理性的な考えを避ける方はこのプラチナカードがぴったりです。騙されているのではありません。立派な養分になっているのですから。客観視してはいけませんね。

逆に
自分だけ得をしたいわけじゃないけど,損はしたくない。
整頓されたシステムで,分かりやすいサービスを提供して求めたい。
信頼して安定したサービスを期待している。
などという一般的な賢いお客様は,絶対にこのカードを持ってはいけません。

ではこのカードを持つにふさわしいたいへん高貴なクラスのお客様はどのような方か,もっと詳しく説明しますね。

失敗をなんでも許せちゃう人は有効。電話一本で秘書を召し使えます

デスクがどんな失敗をしても,どんなに失敗を繰り返しても,
笑って許せてしまうような国際的にもまれな人種なら,ここのコンシェルジュがオススメです。

小さいことにはこだわらず,金を失い,時間も失い,時には信用を失っても,
プラチナデスク様のやることを許せちゃう奇特な方なら大丈夫。

秘書なんて持てない労働者階級の方はぜひ!疑似コンシェルジュサービスをぜひ堪能してください。
あなたには素晴らしい似非ブルジョア生活を経験できます。

失敗はたまにしません!
それでも秘書を電話一本で召使いのように使う快感は堪能できます。
大人の保育園があたなをお待ちしております。

プラチナデスクビジネスで儲ける図式はこうです。

「ノー」とは言わない。そのかわり曖昧で含みが多い言葉で持ち回った回答し,最後まで会員を惑わす。

できることとできないことの境界線を設けず,あやふやにしておく。
サービスメニューのマニュアルはないので,会員は何がなんだか分からないから,世界的に有名なブランドに無用な期待を抱いてしまう。(ここが危険!)

会員は「もしかしてヤッてくれるかも知れないと(無駄に)期待する。

会員は幼気ない期待を懐き,プラチナデスクという無法な事務所に電話してしまう。

(まぁもちろんできない)やっぱりダメだった。

でもせっかく電話したのだから,ということでつい別の件を頼んでしまう。(チャンス到来)
もしくは,電話をかけ慣れたデスクだから,なにかあったらまたお願いしようと淡い期待を抱いてしまう。

【これで電話でつながるという目的は達成】

ということは,少しでも要望を処理すれば売上になります。しかも経験とデータの蓄積にもなりますね。
だからノーとは言わないで蟻地獄をせっせと作るのです。
阿漕だよなぁ。

年会費でお悩みの…大切なあなた様へ

入会するかしまいかの判断基準はこうです。

年会費が高いと感じた時点で,貴方様はプラチナカード会員様にふさわしくないのです。
一億中流社会から,どんぐりちゃんが頭半分だけ背伸びしてみたいという気持ちはおおいなる妄想であることに気づいた方はたいへん幸せです。このサイトで不幸になる方を一人でも救ったと思えば,苦労してサイトづくりをした甲斐があったというものです。
見合わない高額な年会費に入会をためらう気持は,人の善意なる本能です。間違いなく正しいです。

逆に年会費をなんとも思わない感覚がおありでしたら,どうぞ話の種に入会をご思案下さい。
ひとの価値観や趣味,妄想はそれぞれですから,ご自由になさると良いと思います。

プラチナ様ということで,特別扱いしてくれる場合もある

プラチナカードってなに?のページでも触れましたが,過大なイメージを信じでプラチナ会員になるととんでもないことになるのはこれで分かりました。
所詮普通の労働者がやる仕事です。向こうは何万人という会員を扱っているわけですから,特別扱いもないし特定の権限を与えてくれるわけでもないはずです。

ただ・・・,
例外的に特別扱いしてくれる場合があります。
規則で禁じているものはもちろんだめですが,規則にないものに関してはサービス範囲を超えて♡イレギュラーなケースとして受理してくれる場合があるのです。
いわゆる担当者,もしくはその上司が持つ裁量権でどうにかなるレベルの範囲であれば,上席の許可を得ずとも聞いてくれるということです。

言い換えれば,駄々っ子や恥もない厚かましい性格の方なら,非定型のサービスをしてくれることもあります。

よかったですね♪

人が災難に遭うのを待っている?

まるで人の災難を待っているのではないか?と勘ぐってしまいます。
だって普段は大した役に立たなくても、なにか困りごとで相談すると狂ったように活動し始めますから。

困ったことにはレベルがありまして,
本当に困ったときは緊急時ですから,警察や消防を呼びますよね。
法務なら弁護士,税務なら会計士,損害なら保険,揉め事なら○○○です。
つまりそこまで困っていないけど,隙間を埋めるような,中途半端に困ってしまったときに役に立つというのです。

いくら役に立たないコンシェルジュでも,ワラをもつかみたい人にとっては、まさに渡りに船なんです。
たとえその船が泥で造られていても(笑)
少々ミスしても,そこは緊急時ですから大して気になりません。
だから助けてもらった感謝の気持は,レバレッジが何倍も働くわけです。
小さい労力で最大限の効果。。。これで尊敬される大いなる企業のできあがりです。ほんと安上がり。

人に尊敬される企業を目指しているようですが,やり方は姑息です。
困った人を助ければ,少ない経費でたやすく感謝されるわけです。
あとは「俺がやったった~,俺が助けたった~」と言えば良いだけ。おめでたいことに,あとになってカード会員さんが感謝の気持ちを強調して世間に言い広めてくれます。宣伝も安上がり♡

でもこれって本当に感謝される企業のあり方でしょうか。
ふだんから地味な仕事をコツコツと積み重ねていくことこそ,本当に感謝される企業ではないでしょうか。
小さなことでも間違わず堅実なサービスを提供することが尊敬に値する。
少なくとも日本ではそうですよね。

警察も消防も病院も会計士も弁護士も保険会社もいらない,でもちょっと困ったからコンシェルジュデスクを呼ぼう。そんなピッタリな困りごとが一生のうちに何回ありますか?169年も生きるなら別ですけどね。
それよりも日常で役に立つことのほうが,169倍大切ですよ。

言葉が通じない国や星で重宝する

強盗とか詐欺とか…追い剥ぎに身ぐるみ剥がされて孤立無援に陥ったとき,地元警察が来るまでのつなぎになるかもしれません。(さっさと大使館に救援を求めたほうが安心かな?)

急病が発生し,病院の診療を受ける場面で病状を説明するのに通訳で重宝したという話もあります。あなたに意識があって,さらに早口なオペレーターと正確に意思疎通ができる状態であれば,のはなしですが。

通訳が必要ならこんな高い年会費払うより現地ガイド雇って同行したほうが安いです。
通訳サービスを専門で提供してくれるところがあります。

簡単な相談事なら他社のゴールドカードデスクで充分です。年会費も安いし。ちゃんと現地に相談窓口が設置されていますから。

自分ではどうしようもない,とても間に合わないというレベルの…
たとえば天変地異とか,危急存亡の時が訪れた時。そうなればプラチナ会員の資格が発揮されるかもしれません。カードを握りしめて天を仰げば,灰色銀色に淀む空になにか見えるかもしれません。

将来は火星とか金星でも活躍を期待できるかもしれませんね。

困ってる人が来た! 汚名が挽回で名誉が返上だ!

仕事で出張中に,ちょっと指を怪我したことがありました。
救急車までは必要ないのですが,傷がやや深いので病院へ行く必要がありました。

そこで困ったときのプラチナカードちゃんです。コンシェルジュデスクに相談しました。
近所に外科のある病院はないか?というスマホ時代のいまでは考えられない簡単な検索の依頼です。

するとデスクは「病院の紹介はできません」と言うのです。
そりゃ病院を紹介しといて病気や怪我が治らなかったらあとで何を言われるかわかりませんから,簡単に紹介できるものではありませんよね。わかります。

じゃ紹介じゃなくて“外科のある病院の場所”を調べてほしいとお願いしました。
これでもやっぱり断られました。
自分で責任を持つからと言い続けてもダメ。
せめて病院の名前だけ調べて欲しいと言ってもダメ。
とにかく困っているので助けてほしいと言ってもダメ。
ヒントすらダメで,とにかく病院に関わることはすべて案内できないと言われました。

そこで私はこう考えました。
困った人を助けるのが好きなカード会社だから,たくさん困ればいいのか。

そこで私は涙声にして少しおおげさに訴えました。
血が止まらなくて困っている。生命の危険ほどではないので救急車を呼ぶほどではない。でも早く病院にたどり着きたいので住所だけでも教えて欲しいのですが。おたくの責任は問いませんので!
ところがこれでも全然取り合ってくれませんでした。医療機関の紹介はできません,の一点張りです。

友達のお見舞いに行く病院の場所が変わらない場合だってあるじゃないですか。そんなときコンシェルジュのおねーさんに聞く場面だってあるはずです。
ところが病院に関しては絶対に教えてくれないそうです。かたくなに教えないのはなにか理由があるのでしょか。

この件に関しては私の聞き方が悪かったのでしょう。
たとえば単に道に迷って場所が分からないと言えば良かったのです。
「あのぉほらぁ,外科のある病院で…ドわすれしたぁ。。。」と(笑)

もしくは常套手段ですが,オペレーターの裁量が不明確なデスクですから,ここはいったん電話を切って,そして別なオペレーターにお願いすれば良かったのです。
直近に二度かけると同じ人が出る場合があるので,その時はとぼけて別な人に変わってもらえば良いのです。

悪意染みていますが,質の悪いサービスを相手にするのですから,このくらいの工夫と対策は許されるはずです。(この場合は故意犯ではなく確信犯)

※2回電話するやり方は渾身の被害防止策のページで詳しく紹介しています。立場が弱いのは我々のほうですから,企業の養分になる前に,自分の身は自分で守りましょう。
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世界一尊敬される企業を目指していまーす!?のだそうです

空港で入会斡旋の活動されている若い社員さんと話しました。
彼女は宗教団体の信者のように,目を潤わせてキラキラしていました。

無情ですが「これだけおじちゃんはひどい目に遭ったんだよ」と,それまであった惨状を刻々と説明してあげました。
こちらは誇張なしに説いていたのですが,その若き女性のキラキラした目はしだいに宙を漂い,いつか涙目になりました。
そして言い訳を探すように考え込み,誇り高く語ってくれた言葉がタイトルの通り“私達は世界一尊敬される企業をめさしていまーす”でした。

この女性は客側の立場に立って考えた経験がないのでしょう。
会社から言われるがままに活動している,いわば洗脳され尽くした若者を見るのがとても辛かったので,私は話を止めました。そしてニッコリと微笑み,含蓄を残しつつ沈黙してその場を去りました。
彼女の夢を壊したくなかった。でも現実を知ってほしい。というかあなたの会社の惨状をいつか気づいてほしい。


また別の機会でのお話。
ある機会に若い男性社員と話しました。
背骨の位置が定まらない,クネクネとふらつきながら喋るチャラい男でした。

こちらの話はきかず喋り続けるだけ。
時おり意味不明に耳元に近づき「いま入ればヤバいっす」「ポイントすげーっす」などとささやきます。
まるで薬物を常習しているような奴でした。

客だけではなく,社員も騙しているのか。
やりきれない気持ちがしばらく整理出来ません。

「うちは東日本大震災のときに,(一般家庭へ)○○○○○をプレゼントしました!」と自慢していました・・・。
おいおい。そんなことやってる暇があれば,いま年会費を払ってくれている幼気な会員さんの世話をちゃんと見ろよ。

人が困るのを蟻地獄のように待って,それを助けて「俺ってヒーロー!」というのなら,戦隊モノの脚本よりひどいのだぞ。

こんな人は幸せになれる。かも

「プロポーズのための素敵なレストランを手配したい」「一生の思い出に残る記念日の旅行を提案してほしい」
こんなアバウトな注文は得意なようです。

だってデスクが勝手自由に組み立てられるからです。そこには失敗はありません。
注文に対する結果に,OKとかNGというものがないのです。。せいぜい満足だったかどうかというだけ・・・。
さらに他のケースとの比較もされないので,提供する方としては,楽で・儲かって・失敗がない。
こんな良い仕事ありません。

逆に○○という店を,○○日に○○名で予約したい。という仕事はOKかNGしかないので苦手です。
 まぁ子供でもできることを出来ないという時点でかなり問題だとは思いますが。
コンセルジュに注文した通りにいかなければ,それは失敗ということですからごまかしが効きません。

つまり秘書ではないということです。程度の低い企画ということになりますね。
乱暴な言い方をすれば「サービスを提供するからこれでやっとけ。満足かどうかは客の主観なんだから,良いも悪いもないからな」ということなんですね。
あとで不満を呈したところで,嗜好は個人の問題だからコンセルジュ側としては無問題というわけです。

まぁその主観とやらを記録に残しておいて,その会員の好みをデータベースにすれば次回以降の予約に活かせられるという利点はあるかもしれません。

世の中にはわずかながら,他人が組み立てたとおりに動いて幸せを感じる特異な方,もしくは下僕に命令することで快感を得られるという方もいらっしゃいますから,コンシェルジュの組み立てた無形サービスをただなぞって幸せを噛みしめれば良いのだと思います。┐(´д`)┌ヤレヤレ

プラチナカードでこれだけ見栄を張れます。はい

会計の際に財布から取り出す。
そのプラチナ色に輝くカードに集まる眼差しを感じる瞬間こそ,そう「見栄」です。
店員はもちろん,周りに並ぶ客人たちも恐れおののく絶頂の瞬間・・・のはずでした。
わたしが無粋にもプラチナ会員だったころの見栄を紹介します。

田舎の小さい百貨店でワインを購入したとき,店員さんがカードを見た瞬間,私の顔を見直しました。
ハッと驚く様子でしたが,「おおこれが世にいうプラチナ様か」と思ったのか,
「こんな奴でもプラチナかよ」と思ったかは判断が付きませんでした。
全国の百貨店で数多く買い物しましたが,見栄らしきものを経験したのはこれ一回だけ。
キャバクラのオネエサンでさえ反応してくれないのに,おデパートの店員は流儀をわきまえています。

・・・。

思えばこれだけでした(笑)いや本当に。
洋品店やスーパーマーケット,本屋,病院,飲食店,ホテルにソープランドまで数多な活躍を見せてくれたプラチナカードでしたが,店員が反応したのは上記一回だけでした。

それよりも,カードを渡して(見せて)会計する場面なんてどんどんなくなっています。
電車だってコンビニだって差入口に入れて自動支払いです。
電子マネーが普及すればスマートホンでタッチ。
いやそれも古くなってしまい,いまでは店内にいながらネットで決済して商品はそのまま持ち出す時代に鳴ってしまいました。

すまりカードを見せて買い物をするという場面なんて激減しているのです。
考えてみれば機械の「アリガトウゴザイマス」というガイダンスが,一番反応してくれます(笑)

・・・あ,一つ思い出しました。

ある店の女の子が財布の中に一筋に光るプラチナカードを見つけたとき,「すごい!プラチナカードだ」と大いに反応してくれました。そのときは素直に嬉しかったです。つい財布から取り出して見せびらかしました。
褒められて悪い気はしないもので,その店が気に入ったわけですが,あとになって警察の捜査が入りその店は閉店しました。残念無念。

実はうちの店にも来店されます(これは蛇足なので読まなくてもいいです)

私がマネージメントしている店も,じつはプラチナカードの加盟店でした。お客様を迎える立場にいました。
当然カード払いでお買い物をされるお客様がいらっしゃいます。

プラチナカードで支払うお客様はどこか誇らしげで,成功者の風格する感じられます。
女性の場合は優雅で可憐,落ち着きがあり,間違っても値切りません。

プラチナカードで支払う方は少々特徴的です。これはそのなかのお一人の話です。

その方はなぜか財布を持っていませんでした。
どういうわけか,店の入り口から裸のカードを一枚,プラプラと指で振り回しながら入ってきました。
角度が変わるたびに照明に反射されて輝くカード。それは全身プラチナ色に輝くカード。
そうプラチナカードです。

「これください」

とお品物を買われました。
もちろん支払いは手に持っていた(というか振り回していた)プラチナカード。
受け取った私は券面を確認し「お支払いはカードでございますね?」・・・とはやりません。
「お支払いはプラチナカードでございますね?」と大げさに反応します。

頚椎が心配になるほど顔を斜め上にしゃくりあげて話すご婦人。
ご満悦な表情に,たっぷり乗った厚塗りのファンデーションが,照明に反射して輝いております。

こういう素敵なお取引ができるのも,プラチナカードという名の特権です。