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こんなものいらない。プラチナカード

プロパーがすでにヤバい予感NG Credit Card

イメージ先行。というよりイメージしかないカード

イメージは大切です。
しかし実態にそぐわないイメージを使った勧誘行為は許されません。

なぜならば年会費は前払いだからです。いかなることが起こっても一度支払った年会費は戻りません。
たとえカード会社のサービスに不備があっても,コンシェルジュサービスを信じたがために被害を被っても,
カード会社に直接の責任はなく,損害の賠償請求はできません。

会員ができる最大限の対抗は,退会するだけです。

逆に言えば入会だけで数億円以上の収入が先に確保できるこのシステムは,カード会社のウマミなのです。

偶然にもサービスの瑕疵がなかった方は,特に不満がないまま2年目の年会費を支払って会員を更新するでしょう。
しかし2年と1日目にひどい目に遭っても,次の更新日までの年会費はすでに支払っているのです。
重大な事が起こっても,すでに支払った先の年会費は戻りません。

リボ専用カードの欺瞞で大きな落とし穴

「今までのカードと同じように使えますから」こんな勧誘から始まりました。
今使っているカードと同じように使うだけで,すべてリボルビング払いになるという便利なカードというのです。

「承諾さえしてくれればすぐにカードを発行」するというので,まぁ試しに使ってみるかと発行をお願いしました。
私は繰り返し「本当になにも手続きなしで使えるのか」という点を念入りに聞きましたが,
勧誘者は「まったく同じように使えます」との返事をするだけでした。

さてカードは間もなく届きました。
さっそくお店で買物をしてみると,言うとおりすぐに使えました。
約3万円の買い物だったのですが,月に1万円づつ返済なので,3ヶ月で完済できると計算できます。

ところがここに落とし穴が待っていました。
カード会社から請求書が届きました。
リボ払いですから自動的に銀行口座から引き落としされるはずなのに,引き落としされなかったのです。
ずいぶん失礼な話だと思って電話で問い合わせて見ると,このカードは新しい銀行口座を指定し直す必要がある,というではありませんか。

いや,たしかに勧誘の時「なにもしなくて良い・今まで通り使える・それだけでリボ払いになる」と説明を受けていました。
だから承諾して発行してもらったのです。それなのに実際は話が違ったのです。

するとカード会社はこのような条件を示してきました。
この会社は入会の時の好印象のイメージとは程遠く,少しでもトラブルがあるとお役所仕事になります。そのギャップが要注意なのです。

 @一括で完済する
 A分割して欲しいなら毎月銀行から振り込む。

まず@の一括で支払うのは,支払いを遅らせるという利益を失うので断りました。
3万円くらい一括で払えるのですが,そのためにリボ払いカードで買い物をしたのですから,一括で払っては意味がありません。

つぎにAですが,銀行までのバス代と,無駄な時間を費やしたくないので,もちろん断りました。
こちらには一切の過失はない話ですから,当然今まで通りの銀行口座からの自動引落しを望みました。

前述しましたが先方は慇懃無礼なお役所仕事です。正当な要望で何度もしつこく申し入れましたが受け付けてくれませんでした。
ただ一つ,譲歩してくれたのは,振り込み手数料を残債から引いてくれる,というものでした。

つまり30,000円の債務で,10000円支払えば残債は20,000円ですよね。
ここで振込手数料が630円かかったとすると,20,000-630で19,370円という残債にする,という計算です。
残金にかかる利息も,この19,370円からの計算にしてくれるというのです。

しかし会社から送られてくる明細書は正規なものに調整を加えた形式になっていました。
なぜか引き落とし額1,000円,入金額10,000円,引き落とし額1,000を取り消して0円。
正規な小計からさらに調整額(振込手数料分)を引いて,さらに利息に関しては調整額を控除する前の小計から別に計算されており・・・
こんな複式帳簿のような計算,一般人が理解できるわけありません。

それに加えて振込手数料(当時は630円)のを相殺するという約束を反故され,相殺処理を間違って処理されたこともあります。
社内の連携が悪く,私から担当者,そして請求の管理をする部署の三者での話の通り方が悪く,さらに苛立つ原因にもなります。

なによりも毎月仕事の合間に銀行まで出かけて行き,いちいち支払いの手続きをしなければならないことが納得できません。そのための自動引落しのリボ払い専用カードだったわけですから。

私は間違いを起こさせないために,返済計画を紙に書いて送ってほしいと希望しました。しかしどういうわけかそれだけは絶対にできないと拒否されました。
返済計画ですからお互いのためになると思うのですが,メモ書きに書くレベルでさえダメというのです。
電話で説明するのはOK,私が電話口でメモをとるのもOK,それなのに会社側のメモはダメで,もちろん社外に出すのもダメという不可解なものでした。

翌々月なると,どこに何を払っているかわからない状態になりました
どこから生じた利息なのか,残債がどのように減っているのか,あとどのくらいで完済するのかなど,金融知識の乏しい私には分からないまま,ただ言われるがままに支払いだけを続けた苦痛な半年間でした。

今思えば,すぐに金融庁の関係当局に被害を申告し,消費者団体に連絡すればよかったと思います。
彼らはトラブルが生じると,無情な謝罪と電話口の口先三寸で解決をしようとします。

イメージだけ先行させて勧誘し,年会費を先に徴収し,後でサービスにミスや不備があっても謝れば良いという会社です。
それで仮に次年に更新しなくても,一年分の年会費は儲かったわけです。プラチナカードですから10万としても2万人いれば20億円の収入です。偶然に更新すれば40億円。そのあとに退会されても1円たりとも返さなくても良いわけです。

これが逆に,会員側が1歩でも義務を怠れば,まるで税務署の取り立てようにまくしたてます。
普段私たちが近隣で取り引きしている会社とはずいぶん毛並みが違うものなので,特に注意が必要です。

年会費無料の怪。善良な消費は要注意!

「◯◯ヶ月は年会費が無料です」という勧誘から始まりました。どうも勧誘が好きな会社のようです。
しかしこの年会費無料というのはまったくの嘘です。

たとえば1月に入会したカードが10ヶ月無料というキャンペーンだったとしましょう。
この1月というのがすべての基準です(期首)。
クレジットカードの年会費は先払いですが,このとおり10ヶ月無料キャンペーンですから,
1月から10月までは会社側が負担で無料となり,11月と12月の2ヶ月分だけ会員が支払えば良いのだと考えます。
前払いですから10月頃に2ヶ月分を払うことになりますね。

もし会員を継続するなら,来年1月から12月までの年会費はまるまる一年分払う必要があるわけですから,前払いで12月頃請求にされるだろうと見込みが立つわけです。

そこで無料キャンペーン中の6月に(不幸にも)ゴールドカードに切り替えることにします。
実際にそういう勧誘が来たので,私はこう考えました。
1月から6月まで会社側で負担した年会費分を新しく来るゴールドカードの年会費に充当させ,私は7月から12月までの年会費を支払えばよいと。

なぜならば,規約にこうあるからです。
“カード切り替えのときは,払い済みの旧カードの年会費を新しいカードに振り返ることができる。”
そして来年の1月(期首)になったら,ゴールドカードの年会費を12ヶ月分支払えば良いのだと考えました。

ところが会社側の主張はこうです。

「10ヶ月間無料キャンペーンは無料なのではなく,後払いというだけなのです。」
「年会費を支払う前に(この場合は10月前までに)退会すれば年会費は支払わなくて良い,という意味です」
つまり無料ではなくて単に(年会費の)支払期限を猶予しているだけということだそうです。

都合よく考えてしまった私も浅はかですが,この間際らしいやり口に嫌悪感を拭えませんでした。

もしゴールドカードにしないで,同じカードをこのまま続けると,
次の更新からは期首が11月となり,毎年11月から10月までを一年の基準として年会費を払い続けるようになります。
入会したのは1月であっても,いつの間にか期首月が11月に変わってしまいました。
このような説明は一切ありませんから,年会費を支払う場合に戸惑うケースです。

他社との比較。平凡な問い合わせにもこの有様

クレジットカードの日というものがあります。
日本クレジットカード協会が主催する年に一回のイベントで,カードを利用すると特典が当たるというものです。
 ※2018年現在,このようなイベントは行われていません。

日本クレジットカード協会
http://www.jcca-office.gr.jp/


各社に同じ質問を同じ日時に問い合わせてみました。
D社は素晴らしい!数分後に折り返して電話が来ました。
V社とDC社は,概ね一時間以内に連絡が来ました。
ところが・・・もうおわかりですね。

他社の平カードでもこれほど迅速というのに,
プラチナカードのA社(“A”は普遍的に選んだアルファベットですよ)が,まさかの二日後に返答というものでした。
完全になめられていますね。というかクレジットカードの日という認識がまるでなかった様子でした。
もちろん言葉遣いだけは素晴らしい,そう,イメージと心象だけは素晴らしい対応だったことは,
付け加えておきます・・・名誉のため。

オンラインシステムの困惑

カード会社のオンラインシステムは,直近までの利用状況を調べることができます。
ただでさえ簿記のような表示で分かりにくいシステムでしたが,慣れてしまえば苦にはならなくなります。
さてログインしたあとページを進めると,いつのまにか“ログイン”という文字が現れことに気づきます。

あれ?いつの間にかログオフしたのかな?と思って再びログインするのですが,
やっぱりまたログインを促すボタンが現れます。
何度やってもこうなるので,いまログインしているのかしていないのかが判別できなくなります。
ログオフしてもログイン中でも,セキュリティ保護されている画面なのか判断できないのは気持ち悪いものです。

整合性がないシステムで,本当にプライバシーが守られているのか?今みている情報が最新なのか?
常に不安が付きまわるシステムに辟易してしまいます。

この点をデスクに指摘しても,「記録に残します」「報告します」だけで終わり。
ご不便おかけして申し訳ありません。とか貴重な情報をありがとうございます。という温かい言葉は皆無です。

まだあります。
誤字がいくつもあったのでこれも指摘しましたが,「はいそうなってますね」で終わってしまいました。
耳を疑いましたが「はいそうですね」と片付けるのですから,ミスのうちに入っていないという見解なのでしょう。
信用を預かるカード会社の話ですよ!みなさん。

誤字のままの状態は数年間続きました。というか今も改善されていないんじゃないかなぁ(たぶん)。
見つけた方,ぜひデスクにご指摘をお願いします。「はいそうですね」が聞けます。